かなり久しぶりのブログ投稿になってしまいました・・
今年最後ということで、2015年のアフィリエイト作業内容などを残しておこうかと思います。
HTTPS
今年のトレンドとして、ウェブサイトのセキュリティを高めるHTTPS化がブームになりました。
アフィリサイトも例外ではなく、やれることはやっておこうということで稼ぎ頭のサイトにSSLを導入しました。
リダイレクトの失敗などもありましたが、ウェブマスターコンソールの「クロールエラー」の解消法なども発見できたのは良かったと思います。
少し前まではSSLの導入にもかなりのコストがかかりました。
サーバーグローバルIPを購入したりSSL証明書の価格も高いものでしたが、最近ではグローバルIPが必要ない「SNI SSL」などもありますから、
低コストでSSLを導入できるようになりました。
ただし、導入よりもSSLをやめたくなった時の作業のほうが面倒なので、どのサイトをHTTPS化するかは見極めが必要になりそうな感じがします。
モバイル対応
今年はスマホでのアクセス割合がさらに上がりました。手持ちサイトでは約8割のアクセスがスマホになっています。
正直ここまでスマホアクセスが増えるとは思っていませんでした。
スマホでのアクセスが快適になるように、要点を分かりやすくしたり、サイトの高速化(詳しくは後述)などのチューニングを行いました。
データ上でもコンバージョン率の上昇を確認できたのはうれしい経験でした。
また、スマホとともにタブレットでのアクセスも増えてきています。
手持ちのテンプレートのタブレット対応なども行いました。
サイトの高速化
モバイル対応とも関連しますが、2015年後半はサイトの高速化に取り組んだ日々でした。
以前に特典としていた自作ウェブサイトテンプレート(人気が無くひっそりと公開していたものです 笑)をこまめに更新しているのですが、
今年は高速化のためにチューニングを行いました。
サイト表示にかかる時間として、初回アクセスで500ms(0.5秒)以内・JavaScriptやCSSをキャッシュした状態では100ms以内を実現しています。
また、GoogleのPageSpeed Insightsでサイト評価100点を達成しました。
スコアだけを目指すのではなく、サイトのデザインや利便性を損なうことなくバランスのとれた高速化が必要になってきます。
ウェブサイトの高速化のために施策した主なポイントは以下のとおりです。
・リクエスト数を減らす
モバイルの低速回線などは、ファイルサイズを減らすよりもリクエスト数を減らしたほうが、体感的に早く感じます。
例えば、10KBの画像を5つ表示するより、50KBの画像を1つ表示するほうが体感的に早く感じるということです。
LTEなどの高速回線では違いは感じませんが、応答時間の遅い低速回線だとリクエスト数を減らすほうが効果的でした。
・小さい画像はBase64エンコード
画像をそのまま表示するのではなく、Base64エンコードしhtmlに埋め込むと、その画像分のリクエスト数を減らせます。
PHPが使えれば、base64_encodeで画像のキャッシュも可能になります。
・JavaScriptの最適化
多くのサイトではjQueryが使用されています。
また、その他にもサイトに使うためのJavascriptファイルを読み込むのが一般的です。
しかし、PageSpeed Insightsでは「レンダリングブロックjavascript」を排除するよう警告が出る場合があります。
読み込み時に「sync」をつければ警告は消えますが、jQueryを最初に読み込む必要がある場合は他のJavascriptでエラーが出てしまいます。
そこで、サイトで使うjavascriptを一つにまとめてしまうのが効果的でした。
jQueryを先頭に、サイトで使うJavascriptを一つのファイルに記述します。そしてbody直前で読み込むようにします。
結果的にjavascriptを読み込む前にページの表示が可能になると思います。
ChromeのChrome DevToolsのnetworkタブで確認すると、DOMContentLoadedの後にもJavascriptの読み込みが続いているのが確認できます。
同じようにCSSも、ファーストビューに必要なものはインライン化し、その他の装飾に必要なCSSはbody直前に読み込みます。
・画像の最適化
画像はなるべくサイズを削ります。
作業が面倒な場合はPageSpeed Insightsの結果ページ下部の、「このページ向けに最適化された画像、JavaScript、CSS リソースをダウンロードできます」
から最適化された画像をダウンロードできます。
また、アイコンなどはWebフォントで代用できます。
拡大縮小しても綺麗なままなので色々と使える場面があると思います。
SEO
最近のSEOは、「いかにGoogleにサイトの内容を理解させるか」ということだと感じています。
Google日本はアルゴリズムもスタッフの技術も、本家のGoogle.comに追いついていないような気がします。
ですから、「Googleのアルゴリズムは理解してくれるだろう」という考えではなく、「細かいニュアンスまで指定して認識させる」ことが必要ではないかと思います。
構造化データの使用なども推奨されてきていますが、これはGoogleのアルゴリズムの限界があることの裏返しではないでしょうか。
個人的にここ数ヶ月は、JSON-LDとschema.orgを使用した構造化データ対策を進めてきました。
どれほど効果があるか分かりませんし、Googleの仕様変更によって無駄になる場合もあるかもしれませんが、できることはいろいろと実験していきたいと思います。
ということで、今年のアフィリエイト作業を忘れないように簡単にまとめてみました。
このブログは紅白を見ながら書いております。
みなさんもどうぞ良いお年をお迎えください!
はじめまして。ランキングから来ました。
こんなに機能をを改善するだけでスピードが変わることに驚いています。勉強になりました!ありがとうございます!
こんにちは、ランキングからきました。
スマホ対策は重要なんですね。色んな対策されていて
すごいです。